海藻である天草(テングサ)から得られる多糖類です。
カンテンになるテングサは、紅藻類であり、マクサ、ヒラクサ、オオブサ、オバクサ、キヌクサなど色々な種類があります。
生えている地域は日本全国広範囲にわたります。
半透明白色のひも状固形物、または白色の粉末です。主成分はゲロース(構成単位となっている糖はガラクトピラース)です。
温水に徐々に溶けて粘性のある液体になります。約1%ほどの溶液を冷却するとゼリー状に固まります。
ゲル化するため、特殊な形状や感触のパックなどに配合されたり、ほかの高分子状の化粧品成分と結合して、手触りなど使用感を調整し、顔料分散や乳化安定に使われることもあります。
主に結合剤、親水性増粘剤などとして、パックなどに配合されます。