コウジ酸とは、麹から発見された美白効果のある成分です。
麹を扱う酒蔵で働く人の手が白くなると言われるように、すばらしい美白効果があります。
コウジ酸は、メラノサイトに反応してチロシナーゼ酵素の活性や合成を阻害してメラニン色素の生成を抑えます。
またすでに出来たメラニン色素の沈着も薄くする作用もあります。
コウジ酸配合の化粧品は一時的に製造販売中止になった日本では、美白目的の化粧品に配合されて用いられていましたが、肝ガンを引き起こす可能性があるとされて一時的に使用中止になりました。
その後、メーカー側がコウジ酸の危険性がないことを証明し、2005年に厚生労働省が安全性の確認を認め、コウジ酸配合の化粧品の製造販売を再開した経緯があり、それ以降は、問題なく化粧品に配合できるようになっています。