環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)

一向に進まない議論だが、世界経済の失速感は著しい中にあって、もたつく状況はよくない。所詮、いずれ自由主義社会にあれば、どんなに農業を保護しても、時の流れには勝てない気がする。国家戦略会議という括りがあるならば、国家100年の大計をみて、決断してほしいものである。なお、以下の記事を参考に(産経新聞)
「藤村修官房長官は5日午前の記者会見で、政府の経済財政運営の司令塔となる「国家戦略会議(仮称)」の初会合を来週にも開き、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)への交渉参加問題の議論を本格的に始めると表明した。野田佳彦首相はTPP参加問題に関し、11月にハワイで開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議までの決着を目指している。

 藤村氏は会見で、古川元久経済財政担当相が政府内の議論の取りまとめに当たることを明らかにした上で、TPP参加の是非をめぐる議論について「国家戦略的な新しい会議体(国家戦略会議)の1パート、最初のテーマとして進めていく方向だ」と述べた。

 首相は先月21日の日米首脳会談でオバマ米大統領からTPPへの早期参加を促されたが、民主党の農業関係議員を中心に反対論が強まっている。