
灯油やシンナーなどの価格上昇を受け、工場の洗浄工程でも、使用する洗浄剤と運用コストを見直すことが重要になっています。
「灯油洗浄の費用が増えている」「シンナーやパーツクリーナーの使用量を減らしたい」「調達先だけでなく、洗浄方法にも選択肢を持ちたい」
こうした課題に対する選択肢の一つが、石油系溶剤を使用する洗浄工程から、水系洗浄への切り替えです。
株式会社セブンコーポレーションでは、水系洗浄剤「SEA’S7(シーズセブン)」を活用し、工具・治具・機械部品などの洗浄方法の見直しをご提案しています。
灯油価格は前年より上昇。溶剤にも値上げの動き
2026年10月26日調査の灯油店頭価格は、全国平均で18L当たり2,580円。1年前の2,210円と比べて370円、約16.7%上昇しています。日常的に灯油を使用する現場では、使用量が変わらなくても購入費の増加につながります。
出典:灯油価格の全国平均・推移(資源エネルギー庁調査に基づく情報)
シンナーについても、メーカーによる価格改定が行われています。例えば、関西ペイントは2026年5月29日の発表で、同年4月に案内したシンナー製品の価格改定幅を50%以上としています。ただし、これは同社製品の改定例であり、すべての溶剤が同じ割合で値上がりしているわけではありません。
出典:関西ペイント「中東情勢を背景とした当社製品の価格改定に関するご案内」
供給状況も確認しながら、洗浄方法の選択肢を持つ
北海道では、灯油の小売事業者が必要な数量を確保できないなど、一部の取引経路で調達上の問題が確認されています。一方、全国一律に灯油が不足していると断定できる状況ではありません。
出典:北海道「今冬の灯油の安定供給等に向けた国及び道による取組」
また、10月下旬には卸・仕切価格が下落に転じ、コープさっぽろ掲載の発表では、11月に予定されていた配送価格の値上げが見送られています。価格や供給状況は変化するため、過度に不安をあおるのではなく、平時から代替方法を評価しておくことが大切です。
出典:コープさっぽろ「11月値上げの見送りと価格下落の兆し」
灯油・溶剤洗浄から、水系洗浄へ
工具や治具の油汚れを落とすために灯油や溶剤を使用している場合、水系洗浄へ変更できる工程がないか検討できます。
SEA’S7は、油汚れの洗浄や脱脂工程などで、シンナー・パーツクリーナーの代替候補としてご提案している水系洗浄剤です。現在の汚れや材質、洗浄条件を確認したうえで、切り替えの可能性を評価します。
対象となるのは、あくまで洗浄用途です。暖房・燃焼用の灯油や、塗料の希釈用シンナーを置き換えるものではありません。
詳しくはこちら:SEA’S7のシンナー・パーツクリーナー代替
購入単価だけでなく、洗浄工程全体の費用を比較する
切り替えを判断する際は、洗浄剤の価格だけでなく、次の項目を比較することが重要です。
- 月間の洗浄剤使用量と購入費
- 洗浄液の交換頻度と補充量
- 洗浄・すすぎ・乾燥にかかる作業時間
- 廃液処理費と水・電力の使用量
- 洗浄品質、再洗浄の発生、後工程への影響
水系洗浄への変更によって溶剤の使用量を減らせても、乾燥時間や排水処理の負担が増える場合があります。現行方法と同じ対象物・処理数量で比較し、品質と総費用の両面から判断しましょう。
工具・治具など、評価しやすい工程から始める
すべての洗浄工程を一度に切り替える必要はありません。まずは工具・治具や取り外し可能な部品など、比較試験を行いやすい対象から検討できます。
試験では、汚れ落ちに加えて、材質や表面処理への影響、乾燥後の状態、さびの発生、後工程への適合性を確認します。水系洗浄に適さない対象や工程では、従来方法を継続する判断も必要です。
詳しくはこちら:工具・治具洗浄などのワーク・機械・工具メンテナンス
灯油・溶剤の使用量を見直したい方へ
価格高騰への対策は、安い購入先を探すことだけではありません。洗浄方法そのものを見直し、石油系溶剤の使用量を減らせる工程を見つけることも、継続的な改善につながります。
セブンコーポレーションでは、現在使用している灯油・シンナー・パーツクリーナーについて、SEA’S7による洗浄用途での代替相談・サンプル評価を承っています。
対象物の材質、汚れの種類、現在の洗浄剤、月間使用量など、分かる範囲でお聞かせください。現場条件に合わせて、比較試験の進め方をご案内します。
※本記事は2026年11月3日時点で確認できた公開情報に基づいています。価格・供給状況は地域、製品、取引条件によって異なります。SEA’S7の適合性や削減効果は使用条件によって異なるため、製品仕様書・SDSを確認し、事前試験のうえでご判断ください。
